ロッドビルディングはじめました③ ~実釣編~

釣り
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こんにちは。
t-助です。

前回、前々回と妄想編、組み立て編とやってきたのですが、今回は最終回の実釣編です。

妄想編↓

ロッドビルディングはじめました① ~妄想編~
こんにちは。 t-助です。 新たな資格試験を受けようとしています。

組み立て編↓

ロッドビルディングはじめました② ~組み立て編~
こんにちは。 t-助です。 先日、情報処理試験を受けようかな…なんて話をしていたのですが、やめることにしました。

後日、きちんとした釣行記は書くのですが、先日、すそのFPに今回作成したロッド”black falcon 602ml”を持って行って使用してきたので、その感想を述べていきたいと思います。

Contents

ロッドのスペック


※中央のロッドが今回制作したもの

前回のブログでも想定スペックは書いたのですが、こんな感じです。

Length: 6.0ft(2pc)
Weight: 77g
Lure: 1~7g
Line: 1~4lb(Nylon), #0.2~#0.5(PE)
Action: fast

前回のブログでは重さは図っていなかったのですが、大体測ると77g弱と言った感じでした。
トラウトロッドとしては少し重めであることは否めないですが、その大きな要因となっているストレートグリップは妥協したくないポイントだったので。。。

なお、ロッドはFujiのSic-チタンのガイド、JustaceのTRI602ML、Justaceのトラウトグリップを使いました。


リュウセイフィッシングワークスのエリア用ガイドセット T-ATSG 2081

ルックス

ルックスの特徴としては何と言ってもこのアバロンかと!
近くで見ると凸凹していますが、遠目で見るとやっぱり美しい!!
で、こだわりとしては先ほども書いたのですが、ストレートグリップ。

まぁ、これは正直なところEVAでもコルクでも良かったのですが、コルクの方が高級感があって良いですよね!!

あと、悪口を言いたいわけではないのですが、どうもこのタイプ(下の写真)のよくあるFujiのスピニング用のリールシートが好きではなく、ジャストエースのトラウトグリップキットにしたというのもあり、リールシートもこだわりではあります。

で、最後にガイドはゴールドのピンライン+ガンメタのスレッドで巻きました。これは結構良い感じになったかな…と。

まぁ、仕上がりが雑で汚いところもありますが、個人的には自分で作っただけあって、ルックスは気に入っています。
汚いとか荒いとかいろいろ書きましたが、友人に見せたところ、デザインに関して市販品と言われてもわからん…とのことでした。お世辞だとは思うけれど、まぁ、あまりにひどいのだったら、お世辞も出ないだろうから、そのラインはクリア…という事にしています。

実際に使ってみた

キャストフィールに関して

ルアーに関してですが、以下のものを使ってみました↓

※写真撮って気づいたけれど、ジャークソニック65も投げた。。。

普段ワールドシャウラ等、村田さんが関わっているロッドを使っていたので、自作ロッドのガイドはやや小さいと感じたのですが、ルアーに重みを乗せて投げられるもの、大体3.5g以上だと飛距離は結構出るかな…と言った所。狙っていたミノーや重量級のスプーンはドンピシャです。
ミノーのスパイラルキャスト(?:ミノーイングする人が良くやってるやつ)もやってみましたが、見様見真似で何となくできるものだという印象。結構張りのあるロッドなので、単純にこのロッドがやりやすかったというのがありそうです。
で、2.0~2.5gくらいのスプーンになると、他と変わらなくなって、フェザー等の軽いものに関しては一応投げられなくはないが、正直一気に投げにくくなる感じです。

私の場合、この辺になると、あまり飛ばないので、ダブルハンドになったり、キャストが途端に汚くなる。。。

まぁ、とは言え、単純にルアーウェイトだけ見ても、これ一本でもやれんことはないかなーと言った感じ。

キャストのアキュラシーに関しては、ロッドが硬い分、キャストは決まりやすいと感じました。

感度について

これに関してはなかなか高いと感じました。まぁ、一緒に持って行って比較していたロッドが柔らかめのエリアユニゾン…と言うのもあるけれど。水中の様子も結構手元に伝わってきます。リールシートもウッドで硬めなので、良いのかもしれない。※この意味でも、あのFujiのリールシートが好きでない。

フッキングについて

 

正直、驚いたのはここなんですよね。
確かに、このロッドはトラウトロッドの中ではファストテーパーで、自分でアワセに行く釣りもできるんですよね。今回一緒に持って行ったエリアユニゾン/エリアユニゾンフォルテに比べても掛けの釣りが得意です。
ただ、一方、”も”…と書いた通り、実は乗せの釣りもできるんですよ。
もしかしたら、硬めのブランクスでバッドパワーは享受しつつ、Fujiのガイド位置が絶妙でティップは柔らかめなのかもしれない。
とにかく、今回気づいたことがあって、掛けと乗せのロッドって、対局にある概念のように思えるのですが、いい塩梅で掛けかつ乗せを両方80点でやれるような両立ロッドも作れるんだな…と。まさに今回のロッドがそんな感じ。
ロッドビルディング、ガイドの数・大きさ・位置で多分、アクションは相当変わるという印象。奥が深い。。。

魚とのファイトについて

バッドやベリーにパワーがあるので、結構楽に寄せては来られます。かつ、ティップからベリーにかけては多少柔らかく、トラウトの動きに追従しているのもわかりました。これも単に柔らかいだけ、単に硬いだけのロッドではダメなんだなと気づいたところ。
※ただし、トラウトの動きに追従していたのは、ティップからベリーにかけて柔らかいのではなくすそのの魚がパワフルすぎるのかもしれない…とも思っていたりします。
正直、魚とのファイトはこれまで使ってきたどのトラウトロッドよりも楽かもしれない。
しかし、自分の作ったロッドが、写真のように奇麗に曲がっているのを見ると、気持ちいいものですね!!

いただけなかった点

…とまぁ、これで終われば、良いロッド!(自画自賛)で、終わったのですが、いただけなかった点についても話しておきます。
グリップの接着が甘かったかもしれないです。。。
ちょっと、釣行中、動いた気がしました。ただ、力入れて抜こうとしても抜けはしないので、ひとまず様子見ではあります。
こういう、思いもよらないところでやらかして、保証もないのが、自作の怖いところだけど^^;

最後に

やっぱり、自作ロッドって組み立て自体も楽しいし、作ってそれで釣るって、既製品のロッドで釣るよりも感動が大きいですよ~!

もう、既製品のロッドに戻れない…そんな気さえする。

ロッドビルディング、沼だ…沼だ…と避けてきたのですが、本当に沼です。

そんなわけで、初めてのロッド製作、十分に楽しんだわけですが、早くも次回作を妄想中。
その次回作もトラウトロッドで考えています。それに関して、来月くらいに、以下の組み合わせで作ろうかな…と考え中。

ブランクスがコレ↓

で、相変わらず、トラウトグリップキット↓

次回こそはシャンパンゴールドを。。。

ガイドに関してはもう少し大きくても良いかも…と今回思ったのですが、今回のTRI602MLのブランクスとの比較のため、同じガイドセットにしようかと↓


リュウセイフィッシングワークスのエリア用ガイドセット T-ATSG 2081

で、どこまでできるかという感じではありますが、このロッドは、ブランクスを白く塗装してみようかと考え中で、前回ビビってやらなかった、しごき塗装に挑戦してみようかと。

なお、既存の既製品ロッドは、少しずつ、ベリーかメルカリ行きになりそうな気が…。

とりあえず、続きます。。。

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