こんにちは。
t-助です。
今年の1月にShimanoの新製品が発表されて、こちらのロッドを予約していました↓
バンタム168ML+-G/2です。
さっそく先日の砂沼釣行こちらのロッドを持っていき、魚もかけて入魂することもできたので、今回はこちらのロッドのレビューをしていきたいと思います。
Contents
購入の動機
これまでメインで使っていたワールドシャウラ1651FF-3、感度・パワー・飛距離の面で非常にレベルの高いロッドなのですが、不満が無いわけではないです。魚を弾いてしまう局面が増えたこと、またバラすようになってしまったこと、さらにカタログスペックのルアー重量が16gまでとポンパドールJr.等のルアーがギリギリ投げられないことです。
まぁ、ワールドシャウラのカタログスペックって、あってないようなものなので、投げられないことはないと思いますが、バラしやすい・乗せにくいという点に関しては、クランクベイトやスピンテール等において、以前に比べて明らかに魚を弾きやすくなっていたし、キャッチ率が下がったんですよね。
これって、ロッドのしなりが足りない事が原因なのかな…と感じていました。
以前、私はBPMのグラスコンポジットやJacksonのグラスコンポジットを使用していたのですが、これらは巻物スペシャルという感じで巻物に関しては使いやすかった印象です。そして、私自身もバスフィッシングでは、(思考停止の場合も多いけど)巻物ばかりやってる人なので、メインはグラスコンポジットをまた使ってみたいと。
ただ、ワールドシャウラでワン&ハーフのロッドの良さに気づいてから、バスロッドを買うならワン&ハーフって感じだったんですよね。機能面が大きいのですが、収納や持ち運びという面においてももうそれが良いかな…という感じ。
そこで、グラスコンポジットや巻物のやりやすいワン&ハーフのロッドを探していたんですよね。まず白羽の矢が立っていたのが、バンタム169M-FM/2という以前発売されていたバンタムの限定生産モデル。これはグラスコンポジットというより、ティップ部分を低弾性カーボン、ベリーやバッド部分が高弾性カーボンのロッド。これを中古で買って手に入れようかな…なんて考えていた折、1月のShimanoの新製品発表で、ある意味、こちらの後継とも言える168ML+-G/2が発表されました。
そんなわけで、こちらの168ML+-G/2を予約したという流れになります。
カタログスペック
カタログスペックは以下の通りです。
品番 | 168ML+-G/2 |
機構 | 2ピース(ティップ側がショートのワン&ハーフ) |
全長 | 6ft8inc |
仕舞寸法 | 130cm |
自重 | 112g |
先径 | 2mm |
対応ルアーwt | 5-21g |
対応ナイロンライン | 7-14lb |
グラスコンポジットでありながら、112gは結構軽いですよね。
実際に持ってみた感じも他のカーボンのベイトロッドとあまり変わりはありません。
なお、カーボン含有率が88.9%と、私がこれまで持っていたグラスコンポジットに比べて、カーボン含有率は高め。
単なるグラスコンポジットなら、この価格でバンタムブランドで出さなくても大丈夫そうですから、低弾性カーボンを混ぜて…という感じなのと、逆ワン&ハーフ設計なのでバットからベリーにかけては普通のカーボンロッドと同様で…という感じですかね。
また、ルアー重量は21gまでと、ワールドシャウラ1651FF-3より5gもヘビーなものを扱える感じです。これなら、ポンパドールJr.も扱える!!
なお、国産ではなく、インドネシア製です。
ルックスを確認
ルックスはこんな感じ↓
ワールドシャウラのスーパーレッドもイケてるけど、これも高級車みたいな趣で相当カッコイイ。ルックスだけ言えば、例えるなら、ワールドシャウラはフェラーリのようなスーパーカーと言った感じ、こちらはメルセデスのような高級セダンと言った落ち着いた感じ。
グリップはセパレートタイプです。
コルクの質感は(新品という事もあってか)、相当良いですね。実際、カーディフなんかのコルクより、目が細かいしよく知りませんが、良いものなのかもしれないです。
リールシートに関しては、ワールドシャウラと全く同じもののようです。
フロントグリップに関しては、ワールドシャウラに比べて短め。ここは長い方が好きだな。。。
ガイドに関しては、マイクロガイド…とは言えないまでも、ワールドシャウラに比べて、ガイドは小さめです。
下の写真は右がワールドシャウラ1651FF-3、左が今回購入したバンタム169ML+-G/2です。
写真では見にくいのですが、ブランクスに関してはなんかラメっています。
こんなの、釣りしていて他人からは見えないだろうけど、これが結構カッコイイ。
サイズ的には逆ワン&ハーフなので、仕舞寸法130cmで、ワールドシャウラと一緒に持ち運べるサイズ。
あとは割としっかりしたソフトケースついているけど、これいつも思うけど…イラネ。。。
どうせ付けてくれるなら、ロッドが数本入るソフトケースとかそんなのが良いんだけど、このロッドしか入らないケースあってもなぁ…と言う感じ。
ケースレスのとか、昔、メガバスの安いロッド買った時はビニール袋に入ってるやつあったりて、個人的にはそんなんで良いんですよね。
実際に釣行に使ってみて
今回、投げたルアーたちはこの辺り。
スピンソニックが6.5g、一番重いのはタカミヤのスピナーベイトでトレーラー込みで18gでした。ロッド的にはこれらを投げる分にはまだ余裕がありそうな感じではありました。
ただキャスティングについて正直に言うと…ワールドシャウラ1651FF-3に比べて、飛距離が全く出ません!
ダイソーの7g(1/4oz)のスピンテールを一番多投したのですが、シングルハンドのオーバーヘッドで投げて多分、25mと言ったところ。当初、リールの設定が悪い?と思い、ブレーキ設定を変えてDCを何度かバックラッシュさせたのは秘密。。。
このダイソーのスピンテールをワールドシャウラで投げたことが無いのですが、1/4oz程度であれば30mは問題なく飛ぶんじゃないかな…と思うので、飛距離2割減くらいに感じました。これは正直そこまでとは考えていなかったこと。
これはグラスコンポジットで、柔らかいティップの影響なのか、ガイドが小さいからなのかわかりません。ティップの場合は、ティップが曲がってしまうので、キャスティングのフォームがイマイチの場合、力を入れないと、ベリー部分をきれいに曲げらていないとか、そんな話なのかも…と思ったり。しかし、いずれにせよ村田基さんの言ってることは間違ってなさそうだな…とキャスティングしながら思いました。
とにかく私の場合、気持ちよく飛ばせないので、キャスティングが力任せになっていくのがわかりました。普段、サイドのダブルハンドのキャストなんてやらないのですが、どうにか前に飛ばしたくて、力任せにやってしまってたり。。。
で、もう一点悪い点を書くと、感度がワールドシャウラに比べて悪いです。ルアーがしっかり泳いでいるか等の水中の情報がティップの柔らかさに消されて、手元に伝わってこない感じ。底の状態が分からないまま巻いてしまっていたようで、100均のスピンテールを根掛りでロストさせてしまうという失態を犯してしまいました。。。
また、魚を掛けた時も、もそーっとした感覚はあったものの、最初は魚だと気づかなかったんですよね。もちろん、今回釣った魚がそういうあたり方をしたのは否めないのですが。
ただ、これは良い点なのですが、そのもそーっとしたあたりで、当初水中のゴミを拾ったと思ったので、大して合わせを入れてないのですが、乗ってくれました。また、このバスはネットを準備している間、暴れまくったのですが、どうにか釣り上げられました。正直、これらに関しては完全にグラスコンポジットのお陰。このロッドじゃなかったら獲れていない魚じゃないかな…と言った印象で、今までの傾向からすると、ワールドシャウラ1651FF-3なら私の技量ではバレていた可能性が高いな…と感じています。
この点に関してはかなりポテンシャルの高いロッドかとも思いました。
なので、このロッドを上手くいかせるシチュエーションとしては以下かなと思いました。
- 絶対にバラさないように魚を釣りたい時
- クローラー系のトップやシャロークランクなど、アクションが派手で、根掛りを気にしなくていいもので釣りをするとき
で、少し考えたのですがこれらのデメリットを補うために、どうせ巻物メインで糸は基本的に張った状態なので、PEを使ってみると良いかもしれないとも思い始めました。ただこれは、長所である魚を乗せてバラさないようにするというのを打ち消してしまうかもしれないです^^;
わたしの感想としてはこれ一本でおかっぱりを…と言うのは正直、厳しいかもしれない。。。だけど、ボートでの釣行や真夏の砂沼の水門で巻きまくる時とかは持っていきたいロッドかな…と言った感じです。
買いか?と聞かれたら、イヨケンさんが好きな方とそういう使い方をしたい方にとっては買いだが、1本でなんでもという方にはお勧めしない…と言った感じかと思います。
なお、同時期に出た、スコーピオン1651R-2と比較とかもしてみたいのは多少あります!
最後に
今回は2022年に新発売されたバンタム168ML+-G/2をレビューしていきました。
良い点としては…
- 魚を乗せやすく、バラしにくい
- ルックスは結構カッコイイ
- 質感や所有感も良い
- 逆ワン&ハーフなので、飛行機等の移動でも使える
ダメな点としては…
- キャスティングの飛距離が出ない
- 感度が悪い
…と言う感じかなと思います。
正直、私の期待値が高すぎた分、若干の期待外れ感はあるけれど、グラスコンポジットのロッドって、こんな感じだったのかもしれないです。そして、ワールドシャウラのレベルが高すぎるだけなのかもしれない。。。
なんか最近、飛距離とか根掛しなくなった事とか、釣りが上手くなっていた気でいましたが、これって多分、ワールドシャウラやスコーピオンのおかげだった…という事な気がし始めました(笑)
でも、夏の砂沼とかには今回買ったバンタムを積極的に持って行って、小バスと戯れたりしようかな…なんて今から考えています。
ただ、もう少し使ってみてから判断はしますが、今の段階では普段のおかっぱりに1本持っていくならワールドシャウラなのかなという感じ。
シマノ(SHIMANO) バーサタイルロッド ワールドシャウラ ベイト バット交換モデル 1651FF-3 マルチパーパス ...
とりあえず、続きます。。。
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