’19スコーピオンMGLのインプレッション

釣り
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こんにちは。
t-助です。

横浜のフィッシングショーで発表された、’19スコーピオンMGLに一目ぼれし、即、楽天に出店されている釣り具のポイントさんでHGを予約しました。

それが1月の事。仕事等が忙しくて若干、忘却の彼方な感じだったのですが、先日、ついにこのリールが到着し、実釣に出かけてきたので、そのインプレッションについて書いていきたいと思います。

 

 

Contents

スペックについて

スペックについては、Shimanoのサイトを見れば、詳しく載っていますが、一応、書いておきます(HG)。

ギア比:7.4
ドラグ:5.5kg
自重:210g
スプール径:34mm
スプール幅:25mm
最大巻き上げ長:79cm
ベアリング数:7

また、その他のスペックとして、主に以下を備えています。
マイクロモジュールギア、HGNボディ、MGLスプール等々。ちなみに、海水にも対応しています。

なお、製造国は他の廉価版リールと同じく、マレーシアです。

 

t-助の購入動機

機能面

実は、t-助はこのスコーピオンMGLをヘビー級のルアーを扱うための用途として購入しました。

…というのも、現在の所有ベイトリールの用途としては以下です。

一通りそろっているわけですが、ビッグベイト用としてメタニウムを使用した場合、ベイトフィネスが封じられてしまうので、今回導入したこのリールをビッグベイト用(兼海外遠征用)にしてしまおうと考えたわけです。

その中で、スコーピオンMGLは16ポンドが100m巻けるラインキャパシティと、HGNボディの剛性が魅力的でした。また、ドラグの5.5kgもシマノのロープロの中ではアンタレスの次に強いのではないかなと思います。
今回、購入にあたってギア比に関しては悩みましたが、私にとって、汎用性の高いHGにしました。

 

ルックス

もう一つ、購入を決意した理由としては、そのルックスです。フィッシングショー後にそのルックスに一目惚れし、予約を決意しました。側から見てもわかる、伝統的なスコーピオンの臙脂色で、本当にイケてます!

なお、クラッチの部分など、ガンメタ色に見えるパーツも実は良くみると赤ラメが入っています。こういう、細かいところのデザインも愛着が湧くポイントです。

さらに、メカニカルブレーキにサソリのエンブレムがレーザープリントで刻まれていて、これもカッコいい。

ちなみに、scorpionのロゴはパーミングカップの辺りにあります↓

個人的にはルックスに関しては文句の付けようがなく、100点満点。

シマノのデザイナーさん、いい仕事してます!

 

実釣でのインプレ

4/28の日に、ボートでバス釣りをしてきて、その際に巻物リールとして色々とテストしてきました。

あいにく、魚をかけることはできませんでしたが、この時の所感について書いていきたいと思います。

使用タックルについて

この時の使用したリール以外のセッティングは以下です。

ロッド: Megabass DESTROYER TOMAHAWK F4-66T
ライン: ヤマトヨテグス バリュースター 14lb
ルアー: スピンテール7g、シャロークランク7g、スピナーベイト11g、バズベイト11g、トップウォーター21g

まぁ、ビッグベイト専用ロッドを欲しいとは思いつつ、持っていないので、今回は汎用性の高い巻き物でベンチマークです。ロッドの対応ルアー重量は1/4〜1oz、グラスコンポジットのレギュラーテーパーのロッドです。

リールのセッティングについて

内部の遠心ブレーキのシューは2つ倒した状態で、New MGLスプールの特徴なのか、若干ピーキーさを感じたので、メカニカルブレーキは通常(スプールがギリギリガタつかない状態)より一回転分くらい締め込みました。

投げ方としては、基本的にいつも通りのサイドハンドで、6割くらいの力で投げている感じです。ちなみに、ボートの上からキャストしています。

また、風は体感的に5m/s強くらいのやや強い風が時折吹く状態で、キャストしました。

7gのスピンテール&シャロークランク

この重量帯のルアーは非常に投げやすく、MGLスプールの恩恵を受けやすいと感じました。
外部のダイヤルは3.5くらいのところ。
軽く投げても25mくらいはカッ飛んでいく感じで、全力で投げたら50m弱は飛ぶのではないかと。

体積が小さい事も影響してそうですが、瞬間的に向かい風へのキャストになっても設定を変えずにできました。

なお、実際に投じたルアーは1/4ozのデラクーとDUELの3DSクランクです。

 

 

11gのスピナーベイト&バズベイト

使用したのは、DUOのカンビオスピンおよびDAIWAのバズベイトSSです。
表示的には11g(3/8oz)ですが、実際にはもう少し重そうです。
今回、外部のダイヤルは4.5くらいのところで実験しました

飛距離としては、スピンテールやシャロークランクと大差ない状況でした。

ただし、空気の抵抗を受けやすいのか、向かい風では特にバズベイトでは特に顕著にラインが浮くことも有りました。

多少(1/4周分くらい)、メカニカルブレーキを締めこむと、バックラッシュはかなり改善されましたが、その分飛距離は少し落ちた印象です。

なお、このセッティングでピッチングも行いましたが、これは問題なしでした。

 

17.5gのトップウォーター

使用したのはEvergreenのRAT-A-TATです。この重さになってくるとかなりかっ飛びはしますが、外部ダイヤルのブレーキを調整しただけではバックラッシュしまくりました。
そこで、ブレーキシューを3つに変更したところ、問題なく投げられるようになりました。外部ブレーキダイヤルは3.5くらい。
飛距離としては30〜35mくらいでしょうか。
それでも、やや全力で投げるにはバックラッシュが怖いと感じました。
さらに重いルアーを投げるには、もっとセッティングを詰める必要がありそうです。

 

その他の気づいた点

良い点

唯一無二のルックスはフィールドでも目立つこと間違いなしで、他人とは違うリールを持ちたい方には良いかもしれないです。
ただし、ちょっとロッドのカラーは選ぶかもしれません。まぁ、こういうのはどうでもいいところではあるし、スコーピオンのカラーに合うロッドも売られているのですが。

それから、ピーキーさは感じたものの、やはりMGLスプールの効果は絶大で、低い弾道で、遠くまで飛ばすことができると感じました。きっときちんとセッティングを詰めれば、飛距離はさらに伸びるし、私の感じたピーキーさも解消するのではと感じています。

また、MMギアの影響で、巻き心地はかなり良いです。この価格帯でメタニウム等の上位クラスのリールと比べても遜色有りません。
せっかくならば、このリールはぜひ巻物で使った方が良いと思います。

さらに、かなり剛性も高いと感じられる作りをしています。これなら、海外等のフィールドにも持って行けそうです。まぁ、耐久性に関してはこれからですが。

なお、16lbが100mというのは、ジムのイメージがありますね^^

 

改善が望まれる点

正直なところ、重めのルアーよりも軽めのルアーの方が扱いやすいように感じました。せっかく、ラインキャパが多く、剛性も高いのに、こうなっているのはちょっとコンセプトがずれているような。。。
また、New MGLスプールのブレーキ設定はやはりピーキーに感じました。まぁ、バンタム等を持たれている方はこの辺の設定は詳しいかもしれないですが。
ただし、きちんと設定すれば、ノントラブルで、カッ飛ぶリールに化けそうな気はしています。
私はまだ、その設定は詰められていません。
…とは言っても、もし、Avail辺りからマグ化キットがでたら、設定を詰める前にそれに浮気しそうな気もします(笑)

それから、クラッチの形状がやや特殊で、少し、慣れるまでに時間がかかりそうです。
左巻きの場合、これまでのリールなら、右手の親指の先までホールドさせてクラッチレバーを押せていたのが、スコーピオンMGLだと親指の腹の部分でしかクラッチレバーを押せない感じになります。
これは賛否有るかもしれないです。左がスコーピオンDC右がスコーピオンMGLです。

そして、210gはやはりやや重く感じます。正直お金があって、このルックスでなくてよく、この重量でいいならDCを選択した方がいいかなというのが正直な感想です。

 

最後に

今回は、スコーピオンMGLを実際に使用したインプレを書いてみました。

買いかと言われたら、このタイプのリールを持っていないのであれば、もしくは私のように唯一無二なルックスに惚れてしまったのであれば、絶対に買いです!

また今度、ビッグベイト用のロッドを手に入れたら、もっと大きなルアーでブレーキ調整をして投げてみたいと思います。

他にもまた設定もいろいろと変えながらいろいろと投げてみたいと思います。

後は海外出張が入れば、次はカバンに忍ばせておこうと企んでいます。スコーピオンロッドも欲しくなりそうな(笑)

まぁいろいろと良くない点に関しても書きましたが、なんだかんだ言っても、この性能にしてこの価格、かなりお買い得です。Shimanoさんは本当に頑張っているなと感じました。

なお、私は定価で買ってしまいましたが、安いところであれば、1万8000円程度で売っているようです。

店頭にはなかなかない(?)ようなのですが、アマゾンや楽天、ナチュラムでは見かけました。

ナチュラム↓

 

とりあえず、続きます。

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