こんにちは。
t-助です。
先日、情報処理試験を受けようかな…なんて話をしていたのですが、やめることにしました。
仕事が忙しかったのもあり、勉強をはじめてどんどん余裕がなくなっていって。
決定打は子供とお出かけをしているときに、長女が転んでけがをしてしまい、その病院の送り迎えをしていた時に、子供が怪我してしまったのは自分の注意力が散漫だったからで、それは余裕がなかったからだという、自責の念に駆られながら、今回はやめよう…と思ったわけです。
やめると決めてから気持ちに余裕ができたかなというのもあります。まぁ、春にST受けるか来年の秋にPM受けるか。。。
そんな近況ですが、時間に余裕ができたので一気にロッドは組み立てました。
結論から言ってしまえば…たのしかったヨ!!
Contents
準備したもの
基本的には前回のブログ記事で紹介したものを準備しました。
で、ここでは書いてないけれど、必要だった…と言うものですが、まずこれ↓
近くのマツモトキヨシで350円くらいで売っていました。
で、次にこれ↓
タミヤとかのが良いと思うのですが、私は実際には100均のものを使いました。
さらに筆。エポキシを塗るのに必要でした。買ったのはちょうどタミヤのこれ↓
近所の電気屋さんのミニ四駆や模型を売ってるコーナーにありました。
さらに、やすり。紙やすりは家にあったのですが、今回、コルクグリップの断面を整えたり、エポキシを削るのに、400番の紙やすりを使いました。また、フォアグリップの穴の調整に丸いやすりをホームセンターで購入しました。
これ、サイズが分からないけれど、ルックス的にはこんなやつ↓
他にもクリアやネーム用のデカール、ポスカも購入したのですが、結局ネームは保留中なので、今回は割愛。
なお、ブランクスはジャストエースの、グリップは同じくジャストエースのトラウトグリップキット、ガイドはリュウセイフィッシングワークスさんのFujiガイドのセットを使用しました。
リュウセイフィッシングワークスのエリア用ガイドセット T-ATSG 2081
ロッドビルディングの工程
エンドグリップの調整
まずはエンドグリップをカットしていきます。
カット前はこちら↓
ところで、今回、結構失敗してしまったことも多かったのですが、まずここ↓
本当はシャンパンゴールドを買おうとしていたのになぜかガンメタにしてしまった。。。
ちなみに、このトラウトグリップですが、必要なモノがすでにセットになっており、エンドキャップの処理も要らないので、私のようにストレートグリップが好きならおススメです^^
で、これをカッターナイフでカットします↓
ただこのままでは、断面が汚かったので、紙やすりで削りました。
フォアグリップの穴の調整
で、次に手を付けたのがフォアグリップ。ブランクスにフォアグリップを通そうとすると、穴が小さくて通らなかったので、ケイヨーデイツーに走って、棒やすりを購入し、それで削りました。
大体、グリップが8mm強くらいの径だったのですが、穴を12㎜程度の径にしました。
ブランクスのスパイン出し
ちょっと両手を使う作業のため、写真が無いのですが、ブランクスを曲げながら回すと、引っ掛かる所があります(多分、カーボンだけじゃないの?と思うのですが、ネットにはグラスでもやってる人いた)。そこが要はカーボンの巻き始めと巻き終わり地点で、スピニングの場合、この反対側にガイドを乗っけるのが良いとのこと。
しかし、多分、取り付けをスパインに対して横とか斜めにしなければ、上下では大してロッドの特性は変わらんと思うけれど。。。
バッド部分はスパインが分かりにくかった。。。
だいたいこんなもんか…と言う感じでスパイン出しした感じです。
スパイン出しに関しては、多分いろんな方がYouTubeに上げているので、それを参考にされると良いかも。
リアグリップの取り付け
取り付けするにはブランクの太さに対して、リアグリップ少し穴のサイズが大きかったので、ブランクスにテサテープを巻いてかさ上げします。
※このとき巻くテサテープが多くなりそうであれば、カーボンパイプを入れる方が良いみたい。
この時、ついでにリールシートの分も巻いておきました。ちなみに、一番上のテサテープに少し線を書いていると思うのですが、これが実はスパインの印。
で、これに先ほどのリアグリップをくっつけていくわけですが、その接着には上の写真に写っているグリップボンドを使います。
↑こんな感じで、要らない段ボールとかに2種類のA液、B液を同量取って、それを混ぜ合わせる感じ。混ぜ合わせは私は割り箸を使いました。ちなみにB液が結構臭い。。。
なお、このグリップボンドは便利で、トップガイドの接着なんかにも使えるし、乾けばしっかりくっつきます。
とにかく、この混ぜ合わせた接着剤をリアグリップの入るブランクスのところに塗っていきます。
で、こんな感じ↓
で、ここにグリップを付けます↓
セパレートタイプだと、シンナー等を使って、余った接着剤をきれいに拭いた方が良いと思うのですが、このグリップならば、リールシートの部分に隠れるので、私はこのまま接着剤はある程度ふき取ったくらいでやめました。
このまま、2hくらい放置していたら、完全に固まります。
ついでにこの余ったボンドを使って、フロントグリップのコルク部分の接着も行いました。
特に何もなければ、この次にリールシートを付けて良いと思います。
アバロンシート飾り巻き
で、続いて飾り巻き(?)ようにアバロンシートを切って巻きました。
アバロンシートはコレ↓
で、このシートは70mmx40mmのシート。
巻く場所のブランクスの太さが8.5mmくらいだったので、8.5×3.14=26.69となるので、70x27mmとなるようにシートを切ったのですが、これが大誤算。。。
シートの厚みがある分、そしてグリップ側の方が太い分…ちょっと長さ足りず…28mmにすればよかった。。。
なので、下は完成後の写真ですが線ができちゃっております^^;
まぁ、こんなもの誰も見ないと言えば見ないのだけれど。。。
とにかく、この段階ではこんな感じ↓
さらに、この飾り巻きから7cmのネーム部分を取って、その上にさらにこのアバロンの飾り巻き。
また、ロッドのつなぎ目部分にもアバロンシートを巻きました。
リールシート装着
私はアバロンシートを巻き終わってからリールシートを装着しました。
リールシートの接着はリアグリップの接着と一緒です。
接着後の写真を撮り忘れるという。。。
アバロンシートの周りにスレッドを巻く
次にアバロンシートの周りにピンラインを入れたスレッドを巻いていきました。
今回、初めてながらピンライン入りに挑戦。。。
上手い人だと、ピンライン部分は3周くらいで巻けるようなのですが、私は7周くらい巻かないと、ピンライン部分を固定できなかった。。。
よって、ピンライン部分が太めです。
このスレッド巻きですが、慣れると一つ5分もあればできるのですが、慣れないうちはすぐに解けてきたり、スレッド糸自体がほつれて来たり。。。かなり悪戦苦闘しました。
ただ、これを巻き終わると…こういうことやってみたくなる↓
ガイドの取り付け
で、ガイドを付けていきます。
ガイドは富士工業の”参考ガイドスペック”を参考に着けていきました。
具体的にはこんな感じ↓
#1(KG5)→9cm→#2(L5)→10cm→#3(L5)→13㎝→#4(L5.5)→15cm→#5(L6)→19cm→#6(AT8)→22cm→#7(AT12)→27cm→#8(AT20)
多分、いろんなやり方があると思うのですが、私がつけていったのはこの順番。
#8(一番手元側)→#1(トップ)→#2→#3→#4→#5→#6→#7
理由としては、ガイドのフットが長い、#8が一番つけやすいので、ひとまずつけてみる。
で、他は先端からそれに合わせてまっすぐつけていく感じです!
何が正解かはわからないけれど、まずはリールシートと直線になるように#8を取り付けました。
アルコールランプで毛羽を焼くとイイと書いてありましたが…正直よくわからん。。。
これもピンライン巻きですが、ここは手元でブランクも太く、巻きやすかった。
で、次にトップガイド。トップガイドはスパインを意識しながらつけるだけ。
接着にはグリップボンドを使いました。ガイドのブランクを挿す穴とブランク部分に薄くボンドを塗って押し込む。はみ出たボンドはディッシュでふくだけ。
これもそんなに難しくない。
なお、当初ここにはスレッドは巻いていなかったのですが、後程思い立って、結局巻きました。
で、今回のロッドビルディングで一番難しかったのがここ。#2,#3のガイド。
ブランクスも細いので、スレッドは巻きにくいし、ガイドフットも短いので、非常に固定しにくい。
少し溶かしたグルーを付けて、仮止めしようかとも思ったのですが、イマイチうまくいかなかった。
何度もやり直し、ようやくついた感じ。。。
ただ、#2,#3の難関を付け終えたら、あとの#4~#7は簡単でした。
とは言え、これやっている最中に、他のスレッドや飾り巻きのところがほどけて、何度かやり直したりもしたけれど。
とにかく、もし初めてロッドビルディングをはじめようと思う方は私のように欲張ってピンラインのスレッド巻きはやらない方が良いかも。
※とは言え、やらないと身に付かないのも正しいのではあるけれど…。
ちなみに、ガイドの取り付けはFujiのカタログを参考にし、ガイド自体は一つずつそろえると高いし、何そろえればいいか初心者には難しいので、ヤフーショッピングのリュウセイフィッシングワークスさんのエリア用のセットが便利でした。
リュウセイフィッシングワークスのエリア用ガイドセット T-ATSG 2081
このガイドセット、安いし、必要なモノがセットになってるし、素晴らしい!!
発想に時間がかかるみたいな書き方をしていたけど、私の場合はすぐに来ました。
ロッドビルディングするのであれば、ここでガイドを買うのがおススメです!
スレッドのコーティング1回目
まずはコーティングに入る前に、ガイドの位置を調整し、ガイドが一直線になるようにしました。その状態で、フィニッシングモーターに装着!
スレッドのコーティングにはエポキシを使います。
このエポキシもA液、B液を同量混ぜるパターン。
A液、B液は瓶から注射器で吸い上げて別容器で混ぜます。混ぜた際、小さな気泡が入るので、2-3分放置して塗り始める感じ。
フィニッシングモーターを回しながら、筆は一定に構えたまま塗る感じ。ひとまず、スレッド糸全体に馴染むように、またちょっとはみ出してもOK。
同様にアバロンのところも塗りました。
なんか、色に深みが出たと言うか、うまく説明できないのですが、とにかく、エポキシコーティングをする事で、アバロンの部分はかなり綺麗な仕上がりになりました!
で、注意点としては、このエポキシ、手に着くとベタベタしてやっかいです。石鹸でよく洗うと落ちるけれど…まぁなかなか落ちにくいので注意。
容器や筆についてるエポキシは薄め液(多分単なるシンナー)で洗います。これが臭い。
※この辺、あまり手に付着するとよろしくないものだと思うので、本来ならゴム手袋とか付けながら作業した方が良いのかも。
コーティングを実施したロッドはフィニッシングモーターを回しっぱなしでエポキシを乾燥させます。
スレッドのコーティング2回目
1回目のコーティングが乾燥して触れるようになるのが6hくらい。ただ、完全に乾燥させるために1日ほどフィニッシングモーターで回しながら置きました。
で、完全硬化したところで、スレッド糸の残りが出てしまった部分等はやすりやデザインナイフで削りました。
2回目コーティングを実施。今回はちょっと厚めに塗っていきました。
実はアバロンのところが1回目のコーティングで凹凸になっていたので、少しやすりで削って、かなり厚めに塗りました。
…余計凹凸ができたのは秘密。
で、2回目のコーティング後、また丸一日フィニッシングモーターを回しながら硬化させて完成です!
アバロンが美しい!
結局ボコボコなのは見なかった事にして、遠目で見るように!
触ってみた印象
まぁどうにか完成させることができました。
なお、ロッドの曲がりに関して、これまで天井とかに押し当てて硬さとか見ていたのですが、それだとブランクスの硬さしかわからないという事にこのロッドビルディングを通して気づきました。何が言いたいかというと、ガイドの位置によって同じブランクスでもロッドの特性が変わってしまうという事。
なので、今回、糸を通してロッドのしなりを見てみました。
The ファストテーパーって感じですね。最初、ブランクスを触った感触としては硬すぎるかな…と言った印象だったのですが、富士工業推奨のガイドセッティングをしたところ、だいぶ柔らかくなった感じです。
ちなみに、スペックとしてはこんな感じ(大体&想定だけど…)
- Length: 6.0ft
- Lure: 1~7g
- Line: 1~4lb(Nylon), #0.2~#0.5(PE)
とにかく、早く実釣に持っていきたいですね^^
ちなみに、ロッドの名前ですがブラックファルコン602mlにしようかと。
本当はネームも入れようと思っているのですが、コンビニでデカールシートをコピーしようとしても原稿サイズの問題でうまくいかず。さらに、ポスカでデカールシートに書いて貼ろうかとも思ったのですが、デカールシートを水につけたら、ポスカが溶けはじめ…
…とまぁ、色々考えているうちに面倒くさくなった感じ(笑)
ネーム入れはそのうちやろうと思います。
※どうでも良いですが、仕事で、「余力があったらやります…」、「そのうちやります」、「優先度は低いので…」なんてのは絶対やらないヤツ。
自作ロッドはファルコンシリーズにしようかと。
最後に
はじめてのロッドビルディングを終えてみて、とにかく皆様に伝えたいこと…
ロッドビルディングって、かなり楽しいんですよ!!
正直、私自身、何故これまで、”沼”だ…”沼”だ…と言って、避けてきたのか?いや、確かに沼ではあるのだけれど(笑)
もっと早く、これをやってたら良かったな…とも思います。
でも、人生の楽しみが少し増えた感じ!
私はこれまで既製品のロッドを買ってきましたが、今後、買うことがあるのだろうか…と言うくらい、価値観が変わりました。
次は、またトラウト用でホワイトファルコン…を作るか、子供用にファルコンJr.を作るか。。。
最後に、ロッドビルディングの難易度について。
今回、ブランクス塗装もしていないですが、正直、当初ビビってたより難易度は高くない感じ。私のようにとりあえず使えるものレベルだったら、多分タミヤの自動車のプラモデルと同じくらいの難易度ではないかと。
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.349 トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID プラモデル 24349
とにかく、今回組み立てたロッドを早く使ってみたいですね。
ミノーイングのため、こんなのも買いました。
次回、実釣編に続く!乞うご期待!!
とりあえず、つづきます。。。
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