こんにちは。
t-助です。
以前ご紹介したのですが、t-助の愛車はカローラアクシオハイブリッドと言うコンパクトセダンです。
小さい車ではありますが、WxB(ダブルバイビー)という、以前あった最上位グレード且つ、様々なオプションが最初から入っていて内装も外装もなかなか高級感があり私自身、結構気に入っています。
16インチのアルミホイールに白い合皮シート(オプション)、本革巻きのステアリング…と、内外装に高級感を持たせて、新たなファン層獲得を図りたかった、トヨタさんの狙いとは裏腹に若者やファミリー層の評価はイマイチだったようです。と言う訳で、元ディーラー社用車という経歴の中古車でしたが、かなり安く買えました。
どうしても、今時、子育て世代が5ナンバーのコンパクトセダンと言うと、時代に逆行しているようなチョイスだし、そもそもお年寄りが乗る車という目で見られるのは確かで、友人達にも何でセダンにしたの?とよく言われます。
いや、私も購入するまではそう思っていましたよ。
個人的にミニバンは嫌だから乗りたくなかったけど、この車を見つける前はスイフトやエスクード、バレーノ(気づいていたけど、スズキ好きなんだよな~自分(笑))に乗りたいと考えていました。しかし、実際に5ナンバーセダンに乗ってみると結構いいもので、もう一生こんな感じの車がいいや…と思い始めています。
と言うわけで、今回はt-助が所有してわかったコンパクトセダンのメリット、デメリット、そしてコンパクトセダン愛についてご紹介したいと思います!
なお今回、このコンパクトセダンの定義は5ナンバーのセダンと言う事にします。
Contents
メリット
失敗しない運転のしやすさ
1番のメリットはこれと言っても過言ではないです。教習車にはほとんどこのタイプのセダンが使われるくらいなので、車両感覚の掴みやすく、さらに軽自動車には劣りますが5ナンバーとサイズも小さい(アクシオの場合、1695mmx4400mm)ので、小回りもきくし、狭い道でのすれ違いや多少狭い駐車場でのバック駐車も楽々です。
また、ミニバンやSUVのように背が高くないので、見下ろすようなことはできませんが、助手席側の死角が少ないです。当初はフロントカメラを付けようか悩んでいたのですが、不要なことに気が付きました。私の乗っているアクシオの場合は後方の視界も良好です。
とにかく、本当にスタンダードな車なんです。スイッチやレバーがいつもの場所に機能的に配置されています。
サイドブレーキも左手で引き上げるレバータイプだし、ATのレバーもスタンダードで使いやすいです。結局、オーソドックスなのが一番です。
お金のかからない優等生なクルマ
5ナンバーのセダンは、大きくても1.5Lクラスのエンジンさらに私の乗っているアクシオは1,140kgで、自動車税/重量税もそんなにかかりません。アクシオHVの場合、自動車税が30,500円、重量税が7,500円です。ミニバンやSUV等はエンジンが2Lクラスで、1.5t、大型のものなら2t超えている車両も多いと思うので、多分、これに+15,000円くらいはかかるのでないのかと思います。
また、車検代も大きな車ではないので、そんなに高くありません。
さらに、手に入れる際も、残念ながら現状ではこのタイプのセダンは超がつくほどの不人気車種です。そのため、中古車や新古車市場でかなり格安で売られていたりします。なので、下取り価格は見込めませんが、同価格帯の中古車では、装備も豪華で、状態もいいものが買えるはずで。実際、私の場合も、予算的に新車のコンパクトカーかなと思っていたのですが、それよりもかなり安い値段で、ハイブリッドの最上位グレードかつフル装備車の元ディーラー営業車を購入することができました。
そもそも、このような車はゴリゴリに改造したり、無茶な運転をするドライバーは乗らないと思うので、状態のいい中古車も多そうです。
最後に、基本的にこの手のセダンは大体15ないし16インチのタイヤで、現代の車の消耗品の中で、多分一番大きな支出のタイヤ代もSUVやミニバン、大型のセダンに比べればそんなに高くはなりません。
防犯面では断然コンパクトセダン!
昨今、車上荒らしが横行しているようで、よくニュースになっています。セダンやクーペのようなノッチバックはトランクルームに何が入っているか外からはわかりません。なので窃盗団側からすれば、ハッチバック車とノッチバック車がある場合、リスクを冒さず、確実に何が入っているかわかるハッチバックの車を狙うと思います。また、いわゆる大衆車であるため、3ナンバーの車や高級車ほど狙われにくいと考えられます。
また、車両盗難に関しては、5ナンバーセダンはもはや日本市場のみのガラパゴスな規格なので、海外にパーツが少なく、海外で修理できないので、売り捌きたい窃盗団には敬遠される傾向にあるのではないかと考えられます。以前、某中東の国でカローラに乗ったのですが、実際、海外仕様のカローラアクシオと同じ見た目の車はあるのですが、もう少し大きいです。
トランクスペースが後席を守る!
私も過去に他人の運転する車に乗っているときに、後続車に追突された事があります。どうにかむち打ちは免れたのですが、他の知り合いにこの症状で、1年近く治療に通う羽目になった人を知っています。昔、何かの資料で読んだのですが、自動車同士の事故の中で、一番多いのはこの信号待ちの車への後ろからの追突らしいです。やはりコンパクトカー等のハッチバックの場合、トランクと言うクッションが無いので、後続車に追突された際に後席はもろにダメージを食らってしまうことが容易に想像できます。
まぁ、要人を乗せるクルマが大体セダンなのも頷けます(最近実はミニバンも多いみたいだけど…)。
街に溶け込むデザイン
少々私のアクシオは珍しいカラーだったりするのですが、5ナンバーサイズで小さく、奇抜な車ではないので、良い意味で目立たないクルマです。まぁ、駐車場で”わ”ナンバーでないコンパクトセダンから我々のような子育ファミリーが降りてくると、おっ!と見られたりすることはまれにありますが(笑)
アリオンなんかは、警察の覆面パトカーに使われているようですね。
ちなみに、アリオンは個人的には結構カッコいいし、トランクスルーついているし、アクシオよりも良いなぁと思っていたのですが、妻がどうしてもハイブリッドが良い(しかもハイブリッドが何たるか知らない)と言うのと、以前書いたアクシオへの思い入れで、アクシオにしました。
現役で教習車や営業車に使われているという事は…
これはカローラアクシオに限った話ですが、現在、カローラアクシオは教習車、営業用としての需要があるため、発売から9年が経とうとしていますが、まだまだ生産中止にはなっておりません。仮に今年生産中止になったとしても、あと8年はディーラーでパーツが手に入り、修理してもらえるはずです。そのため、長く乗るにはもってこいではないかと思います。
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デメリット
決して広くはない
普通に乗る分には狭くはないです。普通のドライビングポジションをとって、後席は膝から前席まで、握り拳が二つ分と言ったところです。後席でも十分足のスペースは確保できますが人によっては狭いと感じるかもしれません。SUVでもCH-Rやヴェゼルのような車やコンパクトカーやクーペよりは広いと思いますが、決してミニバンや一般的なSUVのように足元広々とはいきません。
なお、幅に関しては、5ナンバーサイズなので、後席はチャイルドシートのない状況で大人3人だと少々窮屈で、長距離は正直厳しいです。チャイルドシートが一つついていると、後は大人一人。二つ付いていると細身の人でも真ん中に乗ることはできません。
さらに、トランクルームは狭くはないのですが、決して広いわけではありません。さらに、基本的に後席を倒すこともできません(グレイスだと倒せるようです)。ですので、家具を持って帰ったり、一家でキャンプに行く等は厳しいと思います。一般的な買い物や一家で旅行に行く分くらいは十分積めると思われます。
落ち着いた印象を持たれやすい
正直、このタイプのセダンは主にお年寄り用と考えられている感があります。
でも、どうでしょう?グレイスはクーペのようなスタイルだし、アリオンはフロントがいかつい感じで結構カッコいいと思います(主観)
このアクシオに関しても、フロントはトヨタさんのお得意のキーンルックだし、そもそもタイプ的にも個人的にはミニバンよりカッコいいと思うけどな…。。。
ちなみに、上位グレードを選べばエアロパーツが標準でついていたり、シートにレザーを選んだりできて、やろうと思えばカッコよくできるはずです。
ただ、やはり5ナンバーのサイズ制約があるので、攻めたデザインにはできないようです。例えば、アクシオに関してはサイドとリアは微妙。ここはプリウスや最新のカローラみたいにもう少しカッコよくして欲しかったなぁと思います。
ドアパンチには注意!
特に子育て世代の場合、後ろは子供を乗せることが多いと思うのですが、ドアのチャイルドロックは必須で、必ず大人が開け閉めしたほうがよさそうです。これはSUVにも言えることですね。
そう言った面ではやはりスライドドアに分があります。
運動性能不足は否めない
私の乗っている、アクシオハイブリッドの場合ですが、滑り出しはそれなりなのですが、中速域、高速域での加速が少しトロいです。ちょっとアクセルを踏みこまないといけない感じ。
以前、高速道路を走った感じから言えば、走行車線をクルージングする分には問題ないのですが、トラック等を追い越し車線から追い越す場合は少し踏み込まないといけないです。ただ、これに関しては、ハイブリッド車だからかもしれないです。
アリオンやプレミオ、アクシオでもエンジン車なら、また話は変わってくるかもしれません。
しかし、いずれにせよ、3ナンバーのセダンやハッチバックに比べるとパワー不足は否めません。
また、基本的に乗り心地重視で、足は柔らかめです。背の高い車に比べると、ロール感が抑えられ、ますが、それでも若干ふわふわした感じ。また、ハンドルも若干もたつく感じがあります。
ただ、アクシオに関していえば、純正でモデリスタのローダウンスプリングが出ているので、それを入れたりするとまたこの辺の印象が変わるかもしれません。
基本、退屈な車ではありますが、それでもミニバンと比べたらはるかに走行は楽しいと思います。
世の子育て世代にセダンのすゝめ
子育て世代は広い車内の方が、車でオムツを替えるとき良いとディーラーの営業に言われたりします。
でも、車を買って気が付くのですが、そのシチュエーション、実はほとんどありません。
幼子を連れて何もない山道を延々と走るとか、一家で毎日数時間は乗るとかならともかく、途中で子供がもよおしたとしても、今やショッピングセンターや大型のスーパー、サービスエリア、道の駅、レストラン等に行ってもおむつ替えコーナーが結構あったりします。
さらに車検毎に買い替えるとかならともかく、オムツをつける期間なんてのも、長くても3歳くらいまでです。広い車内があっても、そもそも、走行中に替えられないし。正直、車の中でオムツを替えないといけない緊急事態なんて、子供のオムツがとれるまでに1回あるかないかくらいだったりします。私も次女が産まれる前は妻と長女を連れて近場でドライブに行ったりしますが、特に大きな問題になったことはありません。
さらに、これは人によりますが、おじいちゃん、おばあちゃんを乗せることもできるというのもよく言われるのですが、核家族化が進んでいる中で果たして、3列目まで人を乗せるシチュエーションがどれほどあるのかと思っています。
それよりも、チャイルドシートを付けられるISOFIXがついているのは後席だったりするので、子育て世代の場合、子供は後席と言うのが基本になります。大人とは運動神経も違うし、万が一の際でも絶対に後席は守りたいです。なので、先ほども書いたのですが、セダンのようなノッチバックの方が、トランクルームが後ろからぶつけられた際クッションになってくれるので、安全でないかと思っています。
さらにこれは個人的な話ですが、子供のころ、ミニバン等の背の高い車の後席は、広いのですが、ロールが強いため山道などでは非常に酔いやすかったのを覚えており、あまり良い思い出はありません。
と言うわけで、子育て世代のクルマ=ミニバンは必ずしも正解ではなく、セダンも悪くない選択肢ではないかと思っています。
バス釣りに行くにもセダンのすゝめ
バス釣りに行くにもセダンは悪くない選択肢出ないかと思います。
ロッドが載せられないという話なのですが、2ピースなら問題なくトランクに載ります。ワールドシャウラ等変則ツーピースでもギリギリですがいけますよ!
絶対にワンピースが良いんだという方もいますが、飛行機で遠征したりすることも考えると、どうせ持っていけないし、ワンピースと遠征用のツーピースを持つより、実はツーピースだけで運用するのが丁度いい事に気が付きます。
それでもどうしてもと言うなら、助手席をつぶせば、乗らないこともないし、アリオンやグレイスならトランクスルーが付いていたので、ワンピースも載ると思われます。
ロッド以外の荷物も、t-助はあまりルアーを持ち歩く方ではないというのもありますが、おかっぱりであれば特に、セダンだから持ち運びが問題になることはありません。
また、所有していないので、何とも言えませんが、ボートでも、一応エレキのセットもトランクに載るんでないかなと思います。ただし、シャフトをカットしたり、ハイデッキを後部座席に置く等、多少の妥協は必要だとは思いますが。。。
そして、先ほども書きましたが、トランクルームを開けるまで、何が入っているかわからない窃盗団にとってリスクの高い車なので、釣り場での車上荒らしにあいにくいのは大きな利点だと思います。
まぁ、ランドクルーザー等の皆が憧れるSUVはそもそも車両窃盗自体が多いのでそちらも怖いというのもありますが、これならそちらも少ないので。
ちなみに、キングこと村田基さんは、(魚をほとんど持って帰らないとおっしゃっていましたが)アメ車の2シーターのクーペ(コルベット)で釣りに行く事も多いという話なので、絶対にできない事はないよなと言った感じです。
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コンパクトセダン、どれにする?
実は現行でディーラーで新車の買える5ナンバーセダンは、カローラアクシオしかありません。
残念ながら、昨年、アリオンやプレミオ、ホンダグレイスも残念ながら生産終了しています。日産車は結構前に無くなりました。
選び方に関しては、ハイブリッドが良いなら、ハイブリッドグレードのある、アクシオかグレイスになると思います。なお、衝突軽減ブレーキに関して、アクシオやアリオン、プレミオに付いているtoyota safety senseは現行のものより旧いタイプがついているのは留意してください。
また先ほども書きましたが、トランクスルーが欲しいのであれば、アクシオは選択肢から外れてしまいます。
用途や好みに合わせて、このように絞り込んでいくと良いのではないかと思います。
生産中止になっていますが、一応、グレイスに関しては大量仕入れを行っているストアのものが楽天に残ってはいました。これなら新車が買えそうです。
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グレイス、カッコいいですよね!!
ちなみに、アクシオはこんな感じ↓
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なお、見てみたのですが、残念ながら、今話題のKINTOにはアクシオのラインナップにありませんでした。
ただし、新車をご紹介しておいてなんですが、装備の充実したディーラー中古車のコスパが高すぎるので、そちらの方を検討してもいいかもしれません。
最後に…コンパクトセダンへ愛を綴る
今回は5ナンバーのコンパクトセダンのメリットとデメリットを長々と書いてきました。
自動車メーカーにとって、ガラパゴスでニッチな市場かもしれないのですが、結局日本の道にあうのは、この5ナンバーのコンパクトなセダンじゃないかなと個人的には思っています。
私は昭和60年生まれですが、私の小さなころはまだ大体どこの家の車もセダンでした。そもそも3ナンバーの車はあまりなくて、あのスカイラインなんかも5ナンバーサイズのものがありました。でも決してこのサイズでも小さいと言う人はいなかったはず。ちなみに、私の父もR32はクーペでしたが、R31やニューマンスカイラインはセダンタイプのものに乗っていました。あの頃、本当にスカイラインはセダンもクーペもかっこよかった。大人になって絶対に乗りたいと思っていたし、よくよく考えれば、私にとって、クルマってコレなんですよね。
でも、時代は流れ、5ナンバーのセダンは長年それに乗っていた人が選ぶだけのニッチなタイプで、数多あったモデルも今やカローラアクシオを残すのみという絶滅寸前の状態になっています。
私も、当初はこの手のセダンに関して、若々しくないとか走りが微妙だとかいろいろ思っていましたが、乗ってみたら、もう正直これ以上大きな車は要らなかったし、飽きの来ないデザイン、操作性や家族を乗せたときの安全性から見ても、この小さなセダンは本当に良い買い物だったと思うようになってきました。私はいつかこのアクシオを降りる日が来ても、次もまた同じようなコンパクトセダンにしたいと思っています。この手のクルマが長年のファンを引き付けている理由、よくわかります。
だから、日本にちょうどいいコンパクトセダンを絶滅させないで!!
と言うわけで、若者のクルマ離れが叫ばれて久しい世の中ですが、同年代のファミリー世代や同じバス釣り好きの方々がこの丁度いいセダンに興味を持ってくれたらと思い、今回ブログの記事にしました。
とりあえず、続きます。。。
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